TOEFL受験者ならまずは買っておきたい公式問題集。TOEFL iBT大戦略Online編集部がスミからスミまで読み倒しました。
それでは、さっそく目次を見ながら内容を確認します。
とふり…見なかったことにしましょう。きっとロシア語の複数形か何かに違いありません。
さて、この本は次の7つの章から構成されています。
この本の使い方からTOEFL iBTの試験概要、英語力向上のコツなどが概説されています。一般的にこうした「はじめに」的なセクションは読み飛ばしてしまうことが多いですが、各セクションの出題形式の分類・解説や受験の際に注意しなければならないことなど、特に初めて受験する人にとって必要な情報と知識がうまくまとめられています。このあたりはさすが公式、といったところでしょうか。
ここから5章までは1章でざっと解説した出題形式をセクション別にさらに掘り下げ、スコアアップのための戦略を学びます。
この章には、
といった解説と、6セットの練習問題が掲載されています。特に問題形式に関しては設問文の典型や出題例などが挙げられていますが、こういった「形」の部分をしっかり把握したうえで問題演習なり模擬試験なりに臨み、いま自分が解いているのがどの形式に当たるのかを認識しながら取り組むことはリーディングに限らず非常に有効だと思います。
6セットの練習問題は幅広いジャンルから問題が作成されていますが、内容はやや科学寄り。いずれも非常に質の高い文章がそろっています。
この章では、
が解説されています。特に講義形式のパッセージで取り上げられるテーマの典型例についてはかなり詳細に列記されていますから、TOEFL対策として読んでおくべき文献選びの参考にもなりそうですね。設問のパターンについては、パッセージで話されている基本的な内容の把握を問う問題をはじめ、話者の態度や目的など、いわゆる「行間を読む」タイプの設問などについて解説されています。見た目は同じ選択形式の問題でも、設問文の形などからこうした出題の意図をすばやくつかめるようになることが、スムーズな解答力につかがっていきそうです。
リスニングの練習問題は5セット。うち講義形式のものが4セットで、文系・理系科目がバランスよく配分されています。
この章に掲載されているのは、
です。
採点基準(Rubric)は基本的にETSが受験者向けに配布しているTOEFL Bulletinに掲載しているのと同じもので、Independent TasksとIntegrated Tasks別に、表現・話し方・語法・文法・論理展開などどのような要件が満たされると4~0点のうち何点が取れるのか、を一覧表にまとめてあります。ちなみに、Integrated Tasksの表の上に思いっきりIndependent Tasks (Questions 3, 4, 5, and 6)と見出しが付いていますが見なかったことにしておきます。この採点基準表だけを通して読んでもなかなかピンときませんが、模擬試験などの解答を見直す際、この表も併せて参照するといいのではないでしょうか。
なお、この章には練習問題はありません。
この章では、
が収録されています。目玉のひとつは解答例。5点満点が取れる優れた解答から1点しか取れない例まで、採点者からのコメント付きで掲載されているのがうれしいですね。
「トピック一覧」は以前、TOEFLがCBT形式で実施されていた際にETSのウェブサイトで公開していた課題文180項目以上を掲載しています。この章もスピーキング・セクションの章と同じく練習問題は設けていませんが、この膨大なトピックに取り組んでいくだけでもそうとうな練習量になりそうです。前の章のあっさり加減が嘘のような充実ぶりです。
最後は模擬試験。本番のTOEFL iBTとほぼ同じ分量の問題が収録されています。解答・解説部分には、各セクションの素点の合計から簡易的にスコアを算出できる自己採点表も付いています。
問題と解答・解説はPDFで、音声はMP3ファイル形式でダウンロード可能です。プリントアウトして、携帯電話やオーディオプレイヤーに入れて、教材の使い方はあなた次第です。