達人に聞く!TOEFL®iBT攻略法

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30日 パーフェクトボキャブラリー FOR THE TOEFL® TEST
村川久子先生

"英語の鬼"村川久子が伝授するTOEFL対策

「英語の鬼」とも評されるハイレベルな授業を通じ、長年にわたって多くの学生を海外留学に送り出してきたTOEFL・留学指導の第一人者、村川久子先生。『TOEFL iBT大戦略Online編集部ブログ』で2009年2月に掲載した貴重なインタビュー記事を基に、村川先生が伝授するTOEFL対策の極意をまとめてみました。元記事はこちら。

②単語力がついたら、次はディクテーションでListening特訓。

覚えた単語が増えたら、今度はリスニングです。リスニングではイディオムもたくさん覚えなければなりませんが、青山学院大学の授業では、学生たちにディクテーションをさせています。1つの文章を聞いて、それを書く。その文章が書けなければ同じ文章を再度聞いてまた書く。まだ不十分であれば再度聞いて書く。これは忍耐力が要りますよ。運動と同じなのです。

――腕立て伏せみたいな。地道な感じの。

そう、そんな感じです。1時間程度のディクテーションだとウォーミングアップです。それだけでは記録が出ませんから、時間が無駄になってしまいますね。1時間で終わるくらいならやらないほうがいいんですよ。少なくとも2時間以上は練習することだと思います。理想を言えば1日8時間、それを2週間やれば十分です。でもビジネスマンの方などは時間が取れませんよね。寝る時間を削ればいいとは言いますけど(笑)。だから、4時間くらいは時間を取ってほしい。日曜日は、たとえば朝8時に起きてコーヒーを一杯飲んで9時には机の前に座る。それで12時まで必死でディクテーション。お昼は軽く食べて1時からまたやる。6時か7時に夕食を食べたら最後は12時まで。それを2週間続けたら見事に違ってきますよ。それをしないで「リスニングが伸びないんですけど」とおっしゃっても、相談に乗れませんよね(笑)。やってから来なさいって。

――それはイヤでも力が伸びますね。

伸びますよ。これで音が自然に入ってくるようになるんです。しかも自然にリズムみたいなものも体に入ってきますしね。私は、当日試験会場に入り、荷物をロッカーに入れ、試験室に入室する直前までリスニングしていなさいとよく教えています。1週間前に練習したからといって、テストまでの間練習をまったくしないのでは効果がありません。やはり運動と同じで、本番前にウォーミングアップをしておけば順調に記録を出すことができるということです。

それから、ただディクテーションをするだけではなく、書いたものを見直して間違った所を全部赤ペンで修正します。そうすると間違いがわかりますね。冠詞のa やthe、複数形のsに至るまですべて修正します。それをくり返しすることでだんだん赤字の修正箇所が少なくなります。こうなることで英語の音がよく聞き取れているという、自分の上達度が視覚的にとらえられるようになります。それが自信につながると思います。これが第1段階。

第2段階ではディクテーションをするたびに、イディオムや単語(特に生物学や地質学のような専門用語も含む)を覚えていきます。第3段階は発話の内容を覚えておくと。この 3つの作業がリスニングでは重要です。3段階が1つでも抜けるとリスニングの上達は望めません。これらをクリアすれば、TOEFLに出題されるリスニング問題の中でどんなものを聞いても理解でき、高得点が取れるはずです。

――何語くらいのパッセージを聞けばいいんでしょうか。

それはその人がどれくらいの量を聞く時間があるかによりますね。同じ分量の文章でも、1回ディクテーションするのに2時間で済む人もいれば、5時間かかる人もいます。その差を理解しないで「あの人が2時間だけ練習するから自分も2時間」とは決めないでください。自分は5時間必要な人かもしれません。要は、 TOEFL形式の問題のディクテーションを通して自分を知ることです。1つの文章を3回聞き取ってもまだ書き取りができなければ、4回、5回と聞けばいいんです。平均3回くらい聞き直すのが普通ですね。一度聞いてすべてわかるのは帰国子女くらいでしょう。