達人に聞く!TOEFL®iBT攻略法

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村川久子先生

"英語の鬼"村川久子が伝授するTOEFL対策

「英語の鬼」とも評されるハイレベルな授業を通じ、長年にわたって多くの学生を海外留学に送り出してきたTOEFL・留学指導の第一人者、村川久子先生。『TOEFL iBT大戦略Online編集部ブログ』で2009年2月に掲載した貴重なインタビュー記事を基に、村川先生が伝授するTOEFL対策の極意をまとめてみました。元記事はこちら。

③ Speakingは、自分の意見を述べるべからず。

――スピーキングについてはいかがでしょう。

これはセコいやり方かもしれないけれど、「自分の考えを入れずに話すのがコツ」ということです。たとえばNo. 1(independent task)の形式で「休暇を10日間もらうとしたらどこに行きたいですか」という問題が出題されたとして、そこで自分の好きな場所を正直に「ハワイ」と答えたとしても、「なぜハワイがよいのか」という理由を45秒でまとめて言えないことが多いんですね。考えをまとめるまでには15秒の時間がありますが、そうは言ってもふだん考えていないことを自分の意見としてまとめるのは意外に難しいものです。このような場合、ハワイでも沖縄でもいいですが、最初から何を言うかを決めておけばいいんです。要は、自分の考えではなく「旅行のパンフレットに書いてある」ようなことを言えばいいのです。

―― 一般論を話せということですね。

まったくその通りです。採点者にはそれが解答者自身の意見かどうかなんてわからないんですから。解答にきちんとした理由とexampleを伴っていればいいんです。私はこの方法で、学生全員に高得点を取らせることができました。

――この手の質問に対してはこの答え、みたいに決めておくということですね。

そうです。あまり主観的なことを考えず、客観的なことを話すこと。たとえば「旅行先」に関する問題なら、「行きたい」と漠然と思っているだけでその理由や exampleが曖昧、というような場所は解答として選ばないことです。No. 1の質問の内容は「あなたの行きたい国はどこですか」「休暇を取ったらどこへ行きたいですか」などいろいろですが、自分の中に「ひな形」を持っておいて、そこから使える部分を使えば効果的です。

たとえば「ハワイ」というテーマのひな形を用意し、そこから連想される「水泳」「夏」といったキーワードを併せて持っておけば、「どんなスポーツが好きですか」「どんな季節が好きですか」といった質問にも答えられるということになります。

――解答するときは自分の気持ちに正直に、けっこうまじめに考えてしまうものですよね。でも、それでTOEFLのスコアを落としてしまうのはもったいないですね。

いくらまじめなことを考えたからといって、それが0点だったら困るじゃないですか。自分の感情ではなく、一般に言われていることをまとめればいいのです。

たとえば「田舎がいいか、都会がいいか」という設問の場合、「都会がいいです」と答えるように指導します。田舎の自然のよさについて答えるとしても、それじゃあ自然とは何なのか、ということをきちんと定義して述べるのは難しいですよ。それに比べて、都会の長所は言いやすい。田舎では車を運転しなくてはならないけれど、都会は地下鉄などの交通機関が発達している、とか。相手にとって理由や根拠がわかりにくいことは言わないことですね。

――integrated tasksに関してはいかがでしょうか。

No. 5の問題(学生同士などの会話を聞き、登場人物の抱える問題に対する2つの解決案のうちいずれかを選んでその理由を説明する形式)は、リスニング力が問われますね。また、解答の中での「解決方法」についてはやはり「自分がどう思うか」は別問題として、会話の中で長く触れられているほうの解決方法を選べばいいと思います。

それからNo. 3と4(リーディング+リスニング形式)では、最初のリーディング課題は受験者への「情報提供」です。それよりも重要なのはリスニング力です。ただ、 scienceなどアカデミックな分野からの出題がありますので、そのジャンルのリーディングを日ごろからしっかりしておくことは重要ですね。

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