ベストセラー『絶対内定』シリーズなどで「就職活動のカリスマ」としても知られる杉村太郎氏が主催する英語学校"PRESENCE(プレゼンス)"が東京・表参道にあります。多くの受講生にTOEFLハイスコア獲得を実現させた3人のコーチ陣に伺ったお話をもとに、TOEFLスコアアップの極意をまとめてみました。元記事はこちら。
杉村:リーディングやリスニングの部分でも本当に論理的思考力・読解力が必要とされる。論理的思考力というのを意識すると普通はみんな左脳に走りがちなんですね。そういうトレーニングをされてるから。だけど左脳だけじゃ絶対ダメですね。論理的思考力を使うときも右脳を意識して、全体の文脈で何を書いているかというのをつかみながら、「細部の情報として何を言っていたか」という、細部に対する意識というのも必要だし、スピーキングになってくると、(問題を)完璧には理解していないにも関わらず伸びやかにしゃべらなきゃいけないから(笑)。だから本当に人格を変えなきゃいけないですね。例えばリーディング・セクションをやってるときは物理学者とか、イジワルな検事とか、弁護士とか、そんな意識、目線で解いていく。
山田:つつく感じで。
杉村:そう。「つつく感じ」で文章を読んでいく。だけどスピーキングのときは違う。ちょっと浮かれた、…何と表現したらいいか(笑)、「カリフォルニアテイスト」で「語学留学してるんだよ~」みたいな(笑)、それくらいの感覚を持たないとノリノリでしゃべれないですね。例えば(リーディング・セクションのときの)物理学者や弁護士のままのしゃべり方で "I think that I have two reasons …" とか言ってたら、たぶん3点しかつかないですね。もうノリノリで澱みなく、アーとかウーとか言わないで、抑揚だってすっかりアメリカ人気分でバリバリしゃべらなきゃいけない。でもそういう「モード・チェンジ」は、普通の人間はトレーニングされてないわけですよ。
――役に入るっていうか。
栗原:そう。演技力ですよ。試験会場に行かれたらわかると思いますけど、隣の受験者との距離感がない中でそれをやらなきゃならない。
杉村:で、横にいる人(他の受験者)って今からそういうモードでやるんだよってことをたいてい知らないんですよ。ブスーッとして、小声でぶつぶつしゃべっている(笑)。この雰囲気の中で俺ノリノリでやるのかよっていう(笑)。でもそこで恥じらいとかを持ってるようじゃ、スピーキングセクションで点数は取れないし、そもそも留学なんてできないですよ。
――そうですね。
山田:空気読んじゃダメですよね。
――特にスピーキングやライティングでは自分の気持ちを正直に語ってはダメ、というのはよく言われることですが、自分の「台詞」を持っておくというようなところでしょうか。
杉村:自分が本当に思っていることを言うんじゃなくて、「正解となるべき内容」をしゃべらなくちゃいけないわけですよね。普通はそういうトレーニングはされていないし、もう一つは「テキトーなことをしゃべる」というか、本当はよく聞こえなかったんだけどいかにも聞き取れたかのようにしゃべらなきゃいけないという、そこの部分でのメンタルブロックを取り除く。あとは「思ってもいないことをしゃべらなきゃいけない」というのが一つ。例えば「あなたは無人島に何を持って行きますか」という問題があったとして、本当に何を持って行くかという答えを見つけようとしたら3日くらいほしいわけですよ(笑)。じっくり考えたい(笑)。それを一瞬で、いかにも理路整然と理由をつけて答えなきゃいけないとかさ、正直無理があるよね。好きな国はどこですか、行きたい国はどこですかとか聞かれたってさ。
栗原:調べたくなりますよね(笑)。
杉村:「ハワイです」とか言うのはちょっと恥ずかしいな、あっハワイは国じゃないな、とか(笑)。
山田:でも、関西の方なんかはそういうの、ノリノリでやりますよ。「ネタだ!」みたいな。私のクラスなんかにはそういう方、いらっしゃいますね。「これはネタなんだ」という意識を入れているという。
杉村:例えば、articleを読み、lectureを聞いた上で答えなきゃいけない問題があるでしょう。そこでprofessorがlectureで言ってることが正直わからなかったと。そこで誠実な大人だったら「本当言うと、実は正確なところはわからなかったんですがこうおっしゃってたと思うんです…」と言うべきところだけど、それを(TOEFLで)言ったら「何言ってんの?」となるわけで(笑)、点がつかない。だから、何と言うか「変なやつ」にならなきゃいけないわけですよ。
栗原:まあ、お調子者ですね。
杉村:これは大変ですよね。でも、お調子者感覚でリーディング・セクションをやったら話にならないですよ(笑)。人格を変えなきゃいけない。
山田:切り替えが一番難しいかもしれませんね。
① 学習の順番は単語→文法→英語脳。基礎力を作ってからReadingとListeningに取り掛かろう。
② 80%覚えた、ではダメ。少なくともReadingとListeningは満点を取るつもりで挑もう。
③ Speakingに入る前の「モード・チェンジ」が勝負。人格を変えるつもりで!
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