TOEFLテストの出題形式変遷とそのねらい

Part1 TOEFLについて知ろう

TOEFLテストの出題形式変遷とそのねらい

マークシート式中心のPBTから読む・聞く・書く・話すのすべてが試験されるiBTまでの試験形式の変遷を見て、自分のどんな力が試されるのかを理解しておきましょう。

「TOEFLとは」のページでも触れましたが、運営開始当初のTOEFLテストはTOEICと似たマークシート式のペーパーテスト(PBT=Paper-Based Testing)で、Listening/Structure/Readingの3セクションで構成されていました。

ちなみにStructureとは 文法・語法の理解力を問う出題形式のことで、TOEICのPart 5に近い「空所補充(穴埋め)」形式の問題や、短文の中から文法・語法的に誤っている箇所を探す「誤文訂正」形式の問題が出題されていました。また、このころのTOEFLテストには任意受験という形でライティングテスト(Test of Written English =TWE)が設けられていました。

1998年、TOEFLには初めてコンピュータ上で受験する形式としてCBT(Computer-Based Testing)が導入されました。この変更ではPBTのListening/Structure/Readingに加えてWritingが任意でない正式セクションとなったほか、従来のPBTでは実現できなかった、コンピュータならではのバラエティに富む問題形式が導入されることになりました。

CBT導入の背景には、択一型試験の範囲では高いスコアを挙げているにも関わらず、実際に留学してみると授業でのディスカッションや課題の提出で力を発揮できない学生が増えたという事情があると言われています。CBTの導入以降、TOEFLの出題形式は択一型中心から論理構成型中心へとシフトする流れになっていきます。

そしてTOEFL iBTではStructureが廃止され、Reading / Listening / Speaking / Writingの4セクション構成になったことでその流れが決定的となります。また、SpeakingやWritingではそれぞれの出題にReadingやListeningの要素を盛り込む(Integrated Tasks)ことで、より「応用力」が試される試験形式になったと言えます。

次は、実際の試験の流れに続いて各セクションの出題形式を確認していきましょう。

試験の流れ

実際の試験では、TOEFL iBTの4つのセクションは次のような流れで進行します。

セクション出題・設問数所要時間
Reading・3~5パッセージ
 各パッセージに12~14問の設問
60~100分
Listening・4~6題の講義、各講義に6問の設問
・2~3つの会話、各会話に5問の設問
60~90分
休憩10分
Speaking・independent task 2題
・integrated task 4題
20分
Writing・integrated task 1題
・independent task 1題
50分

試験開始前の準備時間(Untimed Section)や休憩時間も入れると4時間以上に及ぶハードな試験です。英語力の十分なトレーニングはもちろん、精神面や体力面の準備もしっかり整えた上で本番に臨みたいものですね。

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